一級建築士として住宅設計に取り組む際、
常に心に留めているのは「住む人にとっての本当の快適さ」と「長く愛される家づくり」です。
家は単なる物理的な空間ではなく、そこに住む人々の生活の一部となり、
住む人の心地よさや安全、未来までも支える存在でなければならないと考えています。
そのため、設計の際には一つひとつの素材や寸法、光の入り方に至るまで細部にこだわり抜きます。
家が時間と共にその価値を増し、住む人々が年を重ねる中でさらに愛着を深められるよう、
耐久性や機能性も大切にしています。
また、地域の風土や気候を踏まえたデザインをすることで、自然との調和も図ります。
このような配慮が「いつでも帰りたい」と思える家になると信じています。
一級建築士として「ただの建物」を超えた「人を豊かにする住まい」をつくりたい。
そして、その家が次の世代に引き継がれ、長い年月をかけて住み継がれるよう、長期的な視点に基づいた設計を心がけています。
スケッチから始まる住宅設計は、お施主様や建築士が理想の空間やゾーニングを紙の上に自由に描くところから始まります。このプロセスはお施主様の希望や価値観を形にし、家の個性や温もりを引き出す重要なステップです。
一級建築士が紙と鉛筆で描く一つひとつの線は、共通のイメージを生み、デザインの方向性を定めると共に、家づくりの特別な記録となります。
木造軸組工法または在来工法は、
日本で古くから用いられてきた伝統的な住宅の建築工法です。
この工法は、柱や梁といった構造材を使用して
骨組み(フレーム)を組み立てる方法です。
この骨組みが家全体を支えるため、壁の配置が自由であり
設計の自由度が高いのが特徴です。
これにより、住む人の好みや生活スタイルに合わせた
「自由設計の家」が可能になります。
デザイン、間取り、素材の選定においてお施主様の意向が
反映されやすく、住まい手にとって理想の空間を実現しやすく
なります。また、外観や内装も個性的にできるため、他にはないオリジナルティあふれる住まいが可能です。